桃の節句
上のおこしものは私が以前に作ったものです。
私のところには祖父から受け継いだ昭和初期の職人さん作成の木型と、私が新たに用意した木型(こちらは平成になってからのものでチャチ)があります。
子供が幼稚園の時はお母さん方と協力して、おこしもの作り大会を催したこともあります。
人数がおおくなると、蒸しの役割の人はかかりきりになり、手慣れた方の補佐が肝心となります。
親はへとへとで作るのですが、人生初蒸したてのおこしものに砂糖醤油をつけて食べた子供たちの笑顔は何よりも一生の宝になるほどの喜びをくれます。あの時できてよかったな、また機会があればとも思っています。
本当は食紅は赤、緑、黄色くらいしか使わないのですが、私はそれではつまらないので青やら紫やらピンクやらを用意しましたが、子供たちの手かかったら同じです。全色塗って結果海老茶かグレーがという具合です。
あまりの色合いなので、私がつくった見本の写真を載せておきます。
音楽の話にはなんら関係がないことですが、おこしものの割合の加減は米の粉1に対して熱湯1で私はやっています。劇アツです。
でもたった二つの材料ですべてが決まるのです。奇跡です。
練って練って練って。
私はしまいにはたたきつけます。いいんです、その人のやりたいようにやれば。
姑に言われるだけが正解ではありません。
(ここだけの話、うちの母は一人で10キロ作らされていましたが、あの練りたたきには何かしら念がこもっていたように思いますよ(笑))
さ、名古屋伝統の味。どうぞお子様とそんな話をしながら、ひなまつりの歌でもみんなで歌って楽しんでください。
« 桜 | トップページ | 胸がきゅうっと・・・ »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 結団式(2021.03.22)
- おめでとうございます。(2021.03.18)
- ニンニク(2021.03.12)
- 春めいて来ました(2021.03.02)
- 日々の奇跡(2021.02.23)