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2016年5月12日 (木)

好きです

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(新旧セレナーデ 今の楽譜と私が若かりし頃のもの)


本日は定例会で、岩内佐織さんのコンサートということで素敵な演奏を聴かせて戴いてきました。
私は元々先生のファンです。ですので、今日は本当に楽しみにしていました。
○十年前と全く変わらずと言っていいほど華奢で小柄で美しいのに、あの体の何処にあれだけのスタミナがあるのでしょうという程、芯の力強さを感じます。

上の写真は本日紹介があった、“未来のトビラ”という楽譜です。
どうしようか迷ったのですが、私が大好きで若かりし頃に発表会で演奏させて戴いた、セレナーデが入っていましたので求めて参りました、CDやデータも一緒にです。

本日、私は何が演奏予定の曲であるかは事前に一切知らされていませんでした。一発目で度肝を抜かれ、後から後から、毎日常に聴いている曲ばかりが続きました。
特にLiberaは私も以前から大好きで、時間があるときはほぼ毎日教室で流しています。ですから、それに関するお話しは大変よく理解でき心に響きました。それに、大好きなセレナーデも作曲者自らの演奏で聴くことができ本当に嬉しかったです。

単純に嬉しいというだけの軽い感情だけでもないのです。先生にも、わたくしにも、その他それぞれの皆さまにはすべて別の時が流れ違う体験や経験、あゆみがあります。それをずっと思い出しもしていたのです。
あんまり記憶の深追いをして思い出しすぎるとおかしなスポットにはまって、暫く抜けてこれなくなりますから程よい所でやめておきますが、同い年ということもあって流れる時間の長さ(深みや重みは知りませんが)が一緒である分だけ共鳴する部分が多いのです。

先生の演奏の後ろには常に自然から学ぶことや、祈りの香りがします。
私はここだけは通常の方以上に理解が出来るのです。なぜなら私も同じような考え方で別のルートをとったからです。
そういう意味で、単に演奏を聴いたというだけではなく、様々な風景や思いを短時間のうちに旅行したようなそんな気持ちになりました。

男性であれ、女性であれ、私が好きだなぁと思う方は常に命の芯みたいな部分を揺さぶってくれます。
そして、好きなものは好きとおっしゃいます。
岩内先生も“わたしもしつこいですよね、でも飽きないんです、好きなんですよねエレクトーンがね”とおっしゃっていました。この言葉に打たれました。
先の記事にもしばしば名前を出させて戴いている神田将先生もおっしゃいますよね。大好きなエレクトーンと。

私はここの所、たくさんの方から必ずのように尋ねられることがあります。
“音大出身ですか?”
そして、
“ピアノよりもエレクトーンの人なんですよね?”
です。

答えは双方ともNOです。

私は音大出身ではありません。しかし、それと比べられないくらい沢山の経験の中で様々なものを先生として学んできており、それを誇りに思っています。そしてそれはまた違った角度で他の方では出来ない形で、恵みを生徒にもたらすことが出来るだろうと信じています。
そして、ピアノも大好きです。その上でエレクトーンが死ぬほど好きです。今も尚、この楽器に座らせて戴けていることを心から喜びに感じており、これからも、P&E両方共の研鑽に励んでまいります。

現在、エレクトーンは習ってみたいことの順位の10番目ほどらしいです。
エレクトーン人口そのものが減って、ご存知ない方も多いようです。けれど、本日私もはじめて拝見しましたが、新しい入門機種のELB-02ベーシックも大変素晴らしい仕上がりで、びっくりするほど音色が良いです。
機会があったらどうぞ、毛嫌いしないで一度はお手に触れて戴けたらなと思っております。

おわりに
岩内先生の手だけをじっくりと見ていました。
あぁ、まるで天使の翼が力強く羽ばたいているようだなと思いながら、ずっと見つめていました。
この時代にうまれて、会えて、聴かせてもらって、魅せて戴いて、本当にありがとうございます。

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