貴公子
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(この写真は昨年のものです)
今朝、いつも通りお手入れに参りますと、ここ数日急激に成長を遂げている蓮の葉の間に蕾があるのに気が付きました。あぁ、もう付いてるのか早いなと思い、一昨年昨年と記録を見てみましたら、この真如蓮は我が家では必ず6月の13日には今と同じ感じで蕾を上げてきていることが分かりました。おそらく開花もほぼ同じくらいの日でしょう。人間の記憶など本当にあてになりませんね、まして、私のことならなおさらです。
この種は蓮の中の貴公子ともいわれるだけあって、大変整って品があります。
“浄心の玉明らかにして真如の月まどかならん…”必ず口について出ます。
本当の話、睡蓮のお手入れだけなら大したことないのです。しんどいのは蓮の方です。基本的に越冬もしますし、丈夫なのですが睡蓮と違って枯れる率高いです。いきなり根が腐ったり病気が起こったり。安心している時に限ってそんな事が起こるのも特徴です。しかも泥が重くて寒い時期の植え替えでしっかり体調を壊します。でも、この姿を見て戴きたく馬鹿のように続けています。
今年はすでに藤壺蓮がなにかしら病気になり、一つ駄目になりました。ですから、これから手掛ける方は私のように要領よく必ず予備の一株を余計にとっておくのが絶やさないコツとなります。
私は立派でも有名でもありませんが、こうやって毎年花によって奏でるのが楽しみです。
自然のハーモニーを今年もたくさんの方にお届けしたいです。(実際は数名といったところでしょうけれど^^)
こうやって温帯睡蓮、熱帯睡蓮、蓮が結集できるのは私だからです。
私の誇れる数少ない部分です。しかし、美しいのは花の方なんですから、私の力などゼロといっても良いですね。
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