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2016年8月22日 (月)

8/21

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ここのところずっと、楽しみにしていたことが昨日終わってしまって今朝からまたしても抜け出せない余韻の中、仕事しています。とても不可思議な気持ちです。

昨日は私は岡山市での用事を済ませてから、宍粟市での神田将さんのリサイタル会場に向かうために深夜自宅を出ました。時間を見て行動したつもりでしたが、気づけば開演30分前、間に合ってよかったです。

到着した時から、身体に変化が起こり始めて自分が出演するわけじゃないのに、緊張で怖気づいてきてしまい何度となく戸惑いで後ろずさりしながらも、意を決して中へ。
チケットを郵送して下さる時に大変親切にしてくださる方へもご挨拶ができ、本当に暖かくお迎えくださって嬉しいことこの上ないのに、私は震えでいっぱいでした。どうしよう、困ったな・・・と思いながらも今回はいつもの自分に決別するという決意で行ったので、勇気をだして息遣いが聴こえるまでの思い切った距離に座ることに決めました。
これが、さらに私を緊張させることとなりました。

というのも、演奏される予定の曲目がすごすぎて、心でどう処理して良いかが分からないまま、ここまで来てしまっていたからです。もうどういうことなんだろう、この楽譜、この音色、レジスト、あれやこれや・・・ここまでの間に考えすぎていました。

実際は想像通りかそれ以上でした。だから、私は呼吸するのも忘れてしまうほどにのめり込んでいました。けれど、前に座りすぎていて余計な緊張が続いてしまった前半、震えがずっと止まらずにいました。私のような人間がいて本当ごめんなさい、という気持ちになって来てました;;

後半も、これ本当にいつも私が触っている楽器なんだろうかな・・・同じ02CとかXとかとは思えないし、弾いてもらえる楽器は本当に幸せだなと考えていました。私からメモリーボタン見えていなかったので分からないですけど、あのフットスイッチの足さばき。驚愕としか…。

言葉にして伝えないといけないので、色々と考えるのですけど今回の演奏を聴いて、私はもう死んでしまっても思い残すようなことはないなと感じていました。生まれて、同じ時代にこの音楽を目の当たりにできたからもうこれでいいんじゃないかと。それくらいの思いでした。
もっとも更なる欲が出て来て、次はどこの演奏会を狙うかなと、あと何日かすれば思うのでしょうけれど。

本当はいっぱい書きたいこと、伝えたいことがあるけれど、なにか余計な文字を放り込むと、とっても崇高なものを穢してしまうような気さえします。

私はこの楽器を触り始めてもう長い時間がすぎ、沢山の素敵な方、尊敬する部分を見てきました。
けれど、大好きだと思ったのはたった二人だけです。うち一人は既にこの楽器メインではなくなってしまわれましたし、次の一人は神田将さんです。

私の数奇な運命と、時間のめぐり合わせやタイミング的なこともあり、どこかにいるであろう神様がひょんな偶然を装って、私にこの素晴らしい音楽に引き合わせてくれたのではなかろうか、とそんな風に思っています。

後の事については、もうご自身が受け取ってくるしかないと思うのです。ひとそれぞれ、必要な薬、必要な食べ物が違うように、私にはこの音楽が必要だったということです。

本当に思い残すことない・・・そんな感想です。また明日、新たに進んでいくのだけれど。


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第九、合唱団の皆さまとても素敵でした。ほんの少しだけでもとても熱い感じが伝わってきました。
私はドイツ語による第九は経験がないです。日本語でならほんの少しだけあります。
あの時は沢山練習したな、長かったなというのを思い出しました。次回一緒に歌われる皆さま、うらやましいです^^
ひっそり応援しています。

CDのような毎回寸分の狂いもない音楽より、まろやかな人間らしい息遣いまで届くような音楽が好きです。温かくて、血が通い、心あるから。

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あんな命削るような演奏をありがとう、心から感謝しています、孤高の天才エレクトーン奏者。
気持ち届くはずもないですが、私の備忘録として。

私もがんばろう。

*関東方面が台風で大変な様子です。早く過ぎ去りますよう、被害ありませんように。

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