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2016年9月15日 (木)

気を付けていること

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私が出会って(こちらが一方的に憧れて見つめている方を含め)、未だに大好きだなと思わせてくれる方には特徴があります。それは“いつも変わらぬ笑顔で迎えてくれる人々”という所です。
誰がどう聞いたって絶対にすごい人であるにも関わらず、全く無駄に己の長をひけらかさない所が魅力です。
(わからないですけど、家に帰ったら自分の部屋の中では誇っているのかもしれませんが)

人間ですから、誰しも大なり小なり感情の起伏はあるのは当たり前なのに、いつもあったかな印象を与えてくれるのは本当にすごいことだと思うのです。そうしたくない時だってあるはずなのに、です。天然であれ養殖であれ、それは見事なことだと思います。

ですから、私もそれにならって極力そうあれるように努めています。
もっとも私は少しも偉くも立派でもないのですが…。
あたたかい笑顔と思いやりのある優しい言葉って、それだけでもう触れると幸せです。
強そうに見せること、威厳をまき散らすこと、力でねじ伏せるほうがきっと遣り易いし、楽です。
互いに敬意有る関係を築くこと、常に変わらぬ安心感をもって頂くこと、これは私の目指すところです。


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私が26の時、一定期間ご指導いただいた先生はたいへん有名な方です。
けれど、対面しても全くそういう必要以上に威圧のある態度は一切なかったのです。むしろ本当にこっちよりの先生です。さらに、講義時にはこんなことを言い出しました

“私はもう怒りを捨ててしまったんです”

これが私をパニックにさせました、考えてみると私はその先生が荒ぶる姿を一度たりと見たことがなかったからです。にしても授業中にさえ怒りを捨てるというのが検討つかなかったのです。
しばらくして、ははーんとわかったのです。

顔が笑顔なのに、満面の笑みなのに、目の奥、全く笑っていないんです。
あんなにも恐ろしく、優しく、不思議な意思表示にこれから先、出会うことは無いと思うのです。

さすがにあの境地に到達することは、凡人の私にはあることはないと思いますが、そういう不可思議な中でとてつもない先生たちに出会いながら育てたというのは、私の幸運のひとつだと思っています。(それを嬉しく思っているだけで、自慢したいわけではありません。そもそも私の性格にそういうものが元々ないのです。)

常に品位を保ち、柔らかで真摯たれ

なんの偶然のイタズラか、奇跡。何かしらの力のお蔭で私のような者が今こうして存在しています。
私が知りえることであれば、惜しみなく。広く優しく。

怒を恕に。

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