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2017年2月20日 (月)

登場人物

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私は本が好きです。好きですが非常に体が冷えるので、手先が出るのがつめたくて、ここの所全然読書をしません。でも大切にしている本は3000(一つの本の中にお話し幾つも入っているので、冊数は500程度かしら)はあります。そのどれもが登場人物が生き生きとしていて、なんだか隣にいる人のように思えてきます。

ここのところ、心模様がたいへん目まぐるしく、自分の中も外も台風のようでした。
ふと、そんなとき逆に面白く感じてきて笑っていたりもしました。なぜかレ・ミゼラブルを重ねていたんです。
あの登場人物、ひとりひとりが際立っていますが、どこかどこにでもいそうな人たちばっかりでしょ。騒動やドラマを起こすのは特別な人々ではなく、普通の人がちょっと変わった人生を歩んだようにみえているだけ、それくらいの程度です。ひとつ皮をむけばみんな同じ、そんな風に思います。

とはいえ、そういう感情が渦に巻くというのは、音楽の世界の端っこに一本指でぶら下がっているような私にとっても、非常に良いことです。感情と欲望、そんなもので音楽って出来上がっているように思います。あるいはそれを越えた神聖で崇高なもの。でもそれを受け取るのは楽器以外は普通の人です。返せば、それがあるから共感できるし、さまざまなドラマがあるのだと思います。

話しはとびますが、松任谷由美さんのチャイニーズスープという歌ありますよね、あの歌詞。
“煮込んでしまえば形もなくなる、もうすぐできあがり♬あなたのためにチャイニーズスープ~🎶”という曲です。まさにあんな風にどんなものでも、受け止めて煮込んで別のおいしい何かにしてくれるツール、それが音楽のような気もしています。
だから私はそんな感情に飲み込まれている時は8時間でも1日でも弾き続けます。どんどこい!そんな風に全部を受け止めてくれる音楽が大好きです。

どの感情も、どの経験も、笑顔も涙も大切に。

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