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2017年10月31日 (火)

深く味わい反芻する

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29日の日曜日、兵庫県の宍粟に絆で歌う秋の第九という演奏会を聴きに行かせていただきました。本当は直後に何か記事を書こうかなとも思ったのですが、そんな簡単に一口で言えてしまうような感想ではなかったので、少しの間自分だけの宝物のようなつもりで胸で温めていました。

2日経って、台風もすっかりどこかへ消えて、世間ではハロウィンの仮装のニュースばかり流れていますが、私はまだ29日の会場の中にひとり立ち上がれずに座っているかのような心境です。

今回、この宍粟での第九は30年ぶりだそうです。ふと・・・30年?と思い返したのです。そういえば、私が学園の記念行事で行われた生徒と社会人OB及び学園教師によるオーケストラと第九の合唱に参加したのもかっきり30年前のことだったなと。以来、まったく聴くこともなく、さりとて楽譜を捨てることもなく、また記憶の引き出しから再び出してきたような、そんな感じです。その時の第九はもう本当に長くて長くて、いつまでたっても終わらない、そんな途方もない印象でした。でも、この演奏会はあっという間!もう終わってしまったの?嫌だ帰りたくない!という感じでした。

今回は私が大尊敬(勝手にですけどね^^)している神田将先生の演奏で聴くことができました。普段同じSTAGEAと生活している私にとっては、この楽器ってこんなすごかったっけ・・・と思う事しばしば。エレクトーンって普段は迫力がありすぎる強い音色がとても多いように思うんです。けれども演奏される方次第で、こんなにも包まれる温かさを感じられる楽器になるんだなと毎回思います。

言葉にしなければ、伝わらないと分かってはいるのですが心境としては維摩詰の沈黙のような(ちょっと使い方は違うと思いますが)文字にも言葉にもしたくない...出来ないというか。すべきじゃないというか。
すごい皆様がいらっしゃるものだね、圧倒だね、圧倒されて動けないね、気持ちだけが戻れない!
時間だけは流れていくのに・・・です。そしてうらやましくもあります。私はきっとこれからも舞台の下から仰ぎ見るだけでしょうけど、舞台のうちから背中を見つめることができる皆さまです、これからも末永く耀き続けてください。

本当によい演奏会に感謝の気持ちしかありません。皆さまのご多幸をお祈り申し上げます。
温かくて優しい、宍粟のみなさま、素晴らしかったです。


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