はるのきざし
わたしといえば、外の飾りを少しづつ外しながら昨年の名残を消していきつつあります。淋しさを残しつつも、みんな前や次や未来にむかっていかなくてはいけませんもんね。
日本は四季が鮮やかで、特に昨年から今年初めにまたがる冬は厳しいほどの寒さで、そういえばこの時期に滝にうたれにいったことあったなと、表に置いてある睡蓮や蓮の鉢に分厚くはる氷を見ては、その痛さと冷たさと、さほどでもないようにみえて実はものすごい水圧なんてものを思い出しています。なんでも追及型です。
そんな中でも、しっかりと時は歩みをすすめ、菜の花や四季咲きの桜もみられます。
今年はなにがあるんだろう、わたしはひとつでも成長できるだろうかと思っています。やらなきゃ、やらなきゃと思いつつも日々に追われ色々ためこみがちですが、やらなきゃをやりたい、たのしいと置き換えて、なるべく軽やかでおだやかな羽根の様な気分でいられたらなと思っています。
あまり人前で自分を表現することはできなくはないですが、好きではないです。でもこんな風に写真を古いカメラで撮るのが好きです。音楽の話はあまりここには書きません。なぜなら実際お逢いしてお話ししたいからです。こんな写真から、わたしの性格のようなものがお届けできたらなとも思います。
ぼんやりゆるりの中に譲れない切れ味ある部分を残して撮っているつもりです。おかしな加工は一切せずにローテクを駆使しながら絵づくりしてますよ。
今回は先駆けの春。
本当の春がきてパステルに染まるころには、太陽の根っこはすでに初夏を含んでいます。いまの春を含んだ光の先のきざしの春のほうが、わたしはわくわくして好きです。
寒いです、電気代もあがってエレクトーンやピアノの部屋は寒くていやかもしれません、でも心にこんな季節を感じながら楽しくお稽古できたらいいですね。冷たい空気はいろいろ澄ませてくれます。今だからを楽しみましょう。